徳島県は12日、新型コロナウイルスの感染が確認された男女20人について詳細を発表した。

 このうち70代女性1人はそよかぜ病院(徳島市)の入院患者。同病院関連クラスター(感染者集団)の規模は計50人となった。

 藍住町の小学生と、徳島市に住む未就学の女児2人も感染した。いずれも先に感染が分かった家族の濃厚接触者。小学生は10日に登校しており、学校は12日、臨時休校している。徳島市の30代小学校教職員の女性の陽性も判明した。女性は感染可能期間中に勤務していなかった。

 徳島市の70代男性が重症となっており、集中治療室(ICU)に入っている。「調査中」の1人を除き、他の18人はいずれも軽症か無症状という。

 市町村別の内訳は▽徳島市7人▽美馬市6人▽藍住町、阿波市各2人▽吉野川市、石井町、松茂町各1人―となっている。

 直近1週間(5~11日検査分)の新規感染者数は105人で、病床使用率は52・1%となった。療養者は入院139人、宿泊療養71人(うち待機中27人)の計210人。県内の感染者は累計1526人となった。