バッテリーの不具合が見つかったタブレット端末の同型(納入業者提供)

 小中学生にタブレット端末を配備する国の「GIGAスクール構想」で、徳島市教委が市立小中学校全45校に導入した端末の一部でバッテリーの不具合が見つかったことが13日、分かった。市教委は全ての端末約1万7千台の回収作業を進めている。納入業者が安全点検し、問題がない端末は回収後の数日から1週間をめどに戻すという。 

 市教委によると、端末は2月に納品され、4月から児童生徒が本格的にデジタル教材などの利用を始めたばかりだった。同月下旬に3校から、それぞれ1台について「端末本体に膨らみがある」などの報告があった。市教委や納入業者が確認すると、バッテリー部分が少し膨らんでいたほか、バッテリーの熱で一部が変形したとみられる箇所もあった。

 端末は中国メーカー製で全て新品。メーカーと納入業者が納品前に行った初期動作の点検や設定作業では異常は確認されていなかったという。市教委は再発防止のためゴールデンウイーク明けから端末を回収しており、近く作業を終える見通し。費用はメーカーが負担する。納入業者の担当者は「端末を使ったり充電したりするうちに、バッテリーそのものに不具合が生じたのだろう」と話した。

 市教委教育研究所の三木崇生所長は「子どもたちには迷惑を掛けるが、同様の事例を起こさないために全ての端末の安全点検を行うことにした。不安なく快適に利用できるよう努める」としている。

 県教委によると、県内の他の自治体の小中学校で同様の事例の報告はないという。