東みよし町教委が、町内2中学校の部活動の在り方を見直す。参加する大会を3割程度減らし、週2日以上の休養日を設ける。大会や練習を含めた土日祝日の活動日数は、年40日以内とする。過熱しがちな活動に歯止めをかけ、生徒や教員の負担を減らすのが狙い。5月は移行期間とし、6月から正式に導入する。市町村教委が大会数を制限するのは県内で初めて。
町教委の新たな指針では、県や市町村教委が主催する大会と全国大会の予選などに参加を絞る。
三好中は全体で昨年度の91から本年度は69とする。これにより同中(11部)の1部当たりの平均は7・5から6・3に減るという。三加茂中も参加する大会を選定中で、昨年度の83から60程度に減らす方針。2校では昨年度、最も多い部は年19大会に出場していた。
土日曜とハッピーマンデーになる祝日のうち、1日は休養日に当てる。これまで設けていた平日最低1日と合わせて、休養日は週2日以上になる。休めなかった場合は代休を設け、土日祝日は年40日の上限を超えないようにする。
県外での練習試合は原則行わない。県内に練習試合のできる他チームがない場合は、例外として町教委の許可を得る。
部活動への負担に配慮を求めるスポーツ庁の通知を受け、町教委が町小中校長会に諮問。校長会の答申を経て、新指針を決めた。2校は今月中旬、保護者に説明した。
町教委は「練習時間が少なくなる中でも工夫し、技術力の向上を図ってほしい」としている。