急傾斜地で茶葉を手摘みする穴吹高生=美馬市穴吹町の渕名地区

 世界農業遺産に認定されている「にし阿波の傾斜地農耕システム」を学んでいる穴吹高校(徳島県美馬市)の生徒が15日、認定地の同市穴吹町渕名地区で茶の摘み取り体験をした。

 標高450メートルにある約10アールの茶畑で同校のエシカル、家庭、JRC各クラブの計10人が作業。ブランド認証されている「渕名茶」を生産している地元住民らのグループ「二(に)と八(は)」の吉田ますみ代表(48)が「やわらかい新芽を探し、根元から摘み取って」と手本を見せた。生徒は茶葉を見つけて摘み取った。

 JRCクラブの國永有希さん(17)=3年=は「傾斜地なので足腰がつらかったが、茶の新鮮な香りが気持ちよかった。摘み取った茶葉の半分は天ぷらにして食べたい」と話した。

 JA美馬の製茶工場見学もあった。穴吹高では急傾斜地農法を学び、地域の資源や魅力の再発見につなげようと取り組みを進めている。今後は茶を使った染色をする予定。