小松島市が実験モニターを募集している生ごみ処理容器「キエーロ」

 徳島県小松島市は、生ごみを土で覆って分解する容器「キエーロ」の有効性を確かめるため、市民から実験モニターを募る。6月から来年1月までの約7カ月間、自宅で使ってもらい、使用感をまとめた報告書を市に提出する。好評であれば、市が普及を進める。

 募集は10人程度で、キエーロは庭置き型(奥行き63センチ、幅90センチ、高さ45センチ)とベランダ型(奥行き50センチ、幅90センチ、高さ70センチ)の2種類を用いる。庭の有無で型を選び、容器や土は市が用意する。参加者はごみを埋めた日の天候や分解の進行具合、使った感想などを報告書に記し、実験後に市へ提出する。報酬は1万円。

 キエーロは風通しのいい容器に黒土を入れ、土中のバクテリアを用いて生ごみを分解する。調理くずや食用油などに黒土をかぶせた後、日光を当てて風を通すと約1週間でごみがなくなる。土で覆うため臭いがほとんどない。処理した後の土は堆肥に使える。

 16日には、キエーロを考案した松本信夫さん=神奈川県葉山町=によるオンライン講座が市役所であり、松本さんが自宅で容器の使い方を見せながら解説。「生ごみは再資源化できるのに、多くの自治体で焼却処理されている。環境に良いキエーロを使ってみてほしい」と勧めた。

 参加者の質問には「土はホームセンターで売っている安いもので大丈夫。砂は微生物がいないので使えない」「ペットのふん尿は分解しにくい」などと答えた。

 モニターの応募は、31日までに市環境衛生センターに連絡する。16日時点で約40人が希望しており、締め切り後に抽選を行う。当選者には6月上旬に市が連絡する。問い合わせはセンター、電話0885(32)8290。