予約が取れなかった高齢者が詰め掛けた徳島市のワクチン接種相談コーナー=市役所

 徳島県内で最も多い高齢者が住む徳島市で20日、優先接種対象者を除く65歳以上の人に対する新型コロナウイルスワクチンの接種予約が始まった。市コールセンターやインターネット専用サイトで受け付けたが、電話が集中するなど予約できない状況が続いて混乱した。市は午後5時時点で電話の予約枠はほぼ埋まったとし、それ以降の集計は明らかにしていない。予約が埋まっている場合、次回の受け付けは6月7日になる見込み。

 予約受け付けは、約7万5千人を対象に午前8時半に始まり、コールセンターではオペレーター35人が対応した。開始直後から回線が混雑し、終日つながりにくい状態だった。ネットの専用サイトでは次々と予約が入り、午前9時すぎには全て埋まった。

 市役所1階の窓口には高齢者の相談が相次ぎ、市健康長寿課も終日苦情の電話対応に追われた。

 一部の医療機関はワクチン接種を速やかに進めるため、市とは別に独自の予約を受け付けており、19日までに申し込めたところもある。これを開始期日を守っていないと誤解した市民から「不公平だ」といった指摘も相次ぎ、混乱に拍車を掛けた。

 この日予約した人の個別接種は24日~6月20日の間、約160の医療機関で行われる。

 次回の受付予定日の6月7日は、市はオペレーターを45人に増やして対応する。市健康長寿課の田村茂生課長は「予約をなかなか取れず、混乱を招いて申し訳ない。ワクチンは必ず必要な人数分を用意できるので、落ち着いて対応してほしい」と呼び掛けている。