徳島県議会は20日、臨時会を開き、飯泉嘉門知事は所信表明で、県主導による高齢者向け新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種について、アスティとくしま(徳島市)を会場にすると明らかにした。徳島市民を対象に、6月上旬からの実施を目指す。

 県が会場を運営し、予約の受け付けや接種は市が担う。接種するワクチンは、承認申請中の米モデルナ製に加え、米ファイザー製も検討する。接種を担う医療従事者は県医師会や県看護協会に協力を求めて派遣してもらい、5月下旬から6月初旬にリハーサルを行う。

 このほか県は、予約を受け付ける市のコールセンターの回線増設を支援するため、6月初旬までに30回線を用意。市が現在の35回線に10回線を加え、合わせて75回線にする。

 飯泉知事は20日の臨時会見で「徳島市は高齢者人口が多く、利便性を考えてアスティを選んだ」と会場決定の理由を説明した。徳島市以外の23市町村については、接種状況に応じて新たな拠点を設けるなど対応を検討する。