千羽鶴を手渡す加藤さん(左端)ら=阿波市吉野町の吉野中

 阿波市地区赤十字奉仕団は、同市吉野町の吉野中学校に千羽鶴を初めて贈った。奉仕団と同校は、会員が生徒に戦争体験を語り聞かせるなどの平和学習で20年以上交流している。新型コロナウイルス禍で集まるのが難しいため、千羽鶴を通して平和について考えてもらおうと発案した。生徒は修学旅行先の長崎県に持参する。

 奉仕団の加藤ハルコ委員長(81)=同市市場町大俣=が2月下旬、会員約70人に折り紙を配り、約1カ月で4千羽以上が集まった。折り紙には世界平和への祈りをはじめ、コロナ収束や、生徒に平穏な学校生活が戻るようにといった願いを記した。

 奉仕団の阿波、市場、土成、吉野各地区の代表4人が21日、同校を訪問。1年生10人が学校を代表して受け取った。

 贈られた千羽鶴は1年生の教室に飾られた後、2年生に渡す。2年生は今秋の修学旅行で長崎市を訪れる計画となっており、その際に平和公園に持って行く。1年の鳴川こはるさん(12)は「千羽鶴に平和への思いを込めたい。全校生徒や千羽鶴を作ってくれたみなさんの気持ちを届けてほしい」と期待した。