徳島県は25日、徳島阿波おどり空港(松茂町)の2020年度の利用者が前年度比77・2%減の25万9876人だったと発表した。記録が残る1989年度以降で最少となった。新型コロナウイルス感染拡大で需要が急減し、航空各社が便数を半減させたため。

 県によると、国内線の利用者は東京線が24万2658人(77・2%減)、福岡線が1万5782人(75・1%減)、札幌行きの季節便が1280人(65・7%減)。国内チャーター便は沖縄や東北と結ぶ4便で156人(80・5%減)が利用した。国際線の運航はなかった。

 日本航空と全日空は、20年度に運航を計画していた計8786便のうち、新型コロナの影響で54・4%に当たる4777便を減便した。

 月別では、全国に発令された緊急事態宣言期間中の5月が3297人と最少で、4月6611人、6月1万1117人の順に少なかった。政府の観光支援事業「Go To トラベル」が追い風となり、11月が最多の4万6622人、12月3万7362人、10月3万3719人と続いた。

 利用者は、福岡線の増便や香港とを結ぶ季節定期便の就航で18年度に118万4868人と最多となった。日本航空1社の乗り入れしかなく、リーマン・ショックの影響もあった09年度の75万5725人がこれまでの最少だった。