グリラスが立ち上げた新ブランドのクッキーとチョコクランチ

 食用コオロギの飼育管理や育種を手掛ける徳島大発ベンチャーのグリラス(鳴門市)は、コオロギを使った加工食品の自社ブランドを立ち上げた。第1弾として、クッキーとチョコクランチを県内外の菓子メーカー2社と共同開発した。「虫の日」の6月4日から自社の電子商取引(EC)サイトで発売し、年間販売100万個を目指す。

 新ブランドは「循環」「養殖」「コオロギ」を意味する英語の頭文字がいずれも「C」であることから「三つのC」を表す「C.TRIA(シートリア)」と名付けた。

 クッキーはココア味と、ハーブ&ガーリック味の2種類。ココア味はコオロギパウダーを3%、ハーブ&ガーリック味は10%それぞれ配合している。ハレルヤ(松茂町)と共同で、混ぜ合わせる素材や配分などについて試行錯誤を繰り返し、ほのかにコオロギの風味が感じられる商品に仕上げた。パウダーが5%入ったチョコクランチは寿製菓(鳥取県米子市)が製造する。

 グリラスは食品加工場で従来捨てられていた食物残さや規格外の農産物などを餌にコオロギを養殖している。これまでは同社で加工した乾燥コオロギやパウダーを食品関連業者らに販売。生活雑貨「無印良品」を展開する良品計画(東京)の「コオロギせんべい」などに利用されている。今後は自社商品も手掛けて広くPRしていこうと考え、ブランドを作った。

 秋には今回に続く新商品の発売を計画しており、菓子メーカーをはじめ各社との連携を進めていく。養殖過程で発生したふんを畑の肥料、抜け殻を化粧品の原料などとして活用することも視野に入れている。

 同社は「まず手に取ってもらい、知名度を上げたい。なぜ今昆虫食なのかを考えるきっかけにしてほしい」としている。

 クッキーは2種類の味が入っていて、8枚入り780円、16枚入り1290円。クランチ(10個)は980円。第1弾の2商品に限って国内は送料無料で対応する。