国の「GIGAスクール構想」に伴い、徳島県内の小中学校で配備が進むタブレット端末に相次いで不具合が見つかっている問題で、鳴門市でも中学校の端末1台に異常が確認されたことが28日分かった。これまでに不具合が報告されている端末と同じ中国メーカーの同一機種で、入札で決まった納入元も同じ業者だった。市教委は、児童生徒と教員用合わせて4102台を納入業者が回収し、安全性を点検するとしている。

 市教委によると、タブレット端末は市内各校で4月から運用を始めていた。今月25日、業者から回収・点検したいとの申し入れがあり、26日に校長や情報担当教員を集めた会議を開いて児童生徒用の使用中止を決めた。27日に中学校の教員が点検したところ、1台のバッテリーが膨張し、本体画面と背面が分離するなど変形していた。

 納入業者が6月初旬から順次、全端末を回収して点検する。完了時期は未定。費用は業者が負担する。市教委の並木章人学校教育課長は「児童生徒の安全が最優先。以前から導入している電子黒板を活用するなど、学習に影響が出ないよう取り組む」としている。

 学校に配備されたタブレット端末を巡っては、4月下旬に徳島市内の一部の学校から市教委に「変形した」との報告が寄せられるなどし、同市のほか、県教委と共同で調達した11市町が端末の安全点検を進めている。徳島市教委では5月10日以降、市内の45小中学校に導入した約1万7千台を順次回収、点検を進めており、6月上旬に全て再配備できる見通しだという。