藍の苗を植え付ける子ども=板野町矢武

 板野町矢武の蓮教寺で23日、藍の苗の植え付け体験があった。

 参加者約20人は、町内で約70年前まで藍を栽培していた吉川公治さん(87)から「かつては食料との同時生産や防風のため、麦の畝の間に藍を植えていた」と教わった。その後、蓮教寺の副住職で文化伝承のため藍作をしている田村孝之さん(49)の畑に移動。スコップで穴を掘り、15~20センチほどに育った藍の苗を寝かせるように置き、根元に土をかぶせた。

 苗は1週間ほどで自然に起き上がるという。母親と参加した板野西小学校4年の仲野瑠(るい)さん(9)は「勝手に起きてくるのは不思議。学校帰りに見に来たい」と熱心に水をやっていた。

 体験は地域の伝統を学んでもらおうと、町教委と町消費生活相談所が主催。7月には育てた生葉を使ったたたき染めや、蒅(すくも)による型染めも行う。