ワクチン接種を終え経過観察スペースで待機する参加者=徳島市のアスティとくしま

 徳島県などは29日、新型コロナウイルスワクチンの大規模集団接種が6月5日に始まるのを前に、会場となる徳島市のアスティとくしまでリハーサルを行った。業務に携わる潜在看護師や看護学生ら160人を来場者に見立て、本番と同じ流れで米モデルナ製のワクチンを接種した。30日もあり、明らかになった課題を改善して備える。

 リハーサルには、県と市の医師会、県看護協会などの医師や看護師ら約100人が参加した。アスティの多目的ホールで受け付けから医師の予診、看護師らによる接種、経過観察まで本番と同じ手順で行い、来場者の誘導や接種者の動き方を確認した。この日接種を受けた人に重篤な副反応はなかった。

 接種を受けた看護学生の谷本友菜さん(20)=美馬市=は「流れに乗って安心して受けられた。最初は不安になる人もいると思うので、誘導などで丁寧に対応したい」。徳島市医師会の宇都宮正登会長は「今日は円滑にできたが、当日は高齢者や車椅子の人が会場までの移動や会場内での動線を長く感じるかもしれず、十分な配慮が必要だ」と話した。

 集団接種は6月5日~7月15日の火、水、木、土、日曜に実施。最初は徳島市の高齢者を対象に市が確保している米ファイザー製のワクチンを使って最大2万3千人に打つ予定。1回目を6月5~24日、2回目を3週間後に接種する。

動画⇨ https://youtu.be/xnaGXLJHn6o