願いを込める風鈴の準備をする塩田住職=石井町石井の童学寺

 徳島県石井町石井の童学寺で1日、参拝者の願い事を短冊に記した風鈴を境内に飾る「まけまけ風鈴祭」が始まった。邪気を払う仏堂の鈴が由来となっている風鈴を多数飾り、願いがかなうよう祈る。7月末まで。

 風鈴は大小2種類。参拝者は風鈴を買って短冊(縦15センチ、横5センチ)に願い事を書き、境内にある回廊「八十八カ所お砂踏み道場」につるす。納経所の芳名帳に名前や願い事などを記すと、塩田(しおた)龍澄(りゅうちょう)住職(43)が祈願する。祭りの名称には阿波弁の「まけまけいっぱい」と、新型コロナウイルス感染症などの困難に「負けない」との思いを込めた。

 県内の男性信者から1月、読経などで使う仏具寄進の申し出があったのがきっかけ。男性と塩田住職が話し合い、お堂などの軒の四隅につり下げられる魔よけの鈴「風鐸」が由来である風鈴を大勢に飾り付けてもらおうと初めて企画した。

 当面は男性の会社の社員や家族、信者らから寄せられた約400個を飾り付ける。回廊は長さ約40メートルで、最大4千個程度つるせる。塩田住職は「風鈴の音色を聞き、のんびりと穏やかな気持ちになってほしい」と話している。

 参拝時間は午前7時~午後5時。問い合わせは童学寺、電話088(674)0138。