宮本部長(右)に米を手渡す北野さん=吉野川市鴨島町の市民プラザ

 徳島県鳴門市鳴門町高島のレンタカー・自動車販売修理業の北野英司さん(46)=吉野川市出身=が、市に米30袋(計900キロ)を寄付した。新型コロナウイルスの影響を受け、生活に苦しむ人たちへの支援に役立ててもらう。

 吉野川市鴨島町の市民プラザで5月28日に贈呈式があり、北野さんが「有効に活用していただけたら」と、市健康福祉部の宮本陽一部長に手渡した。

 市によると、コロナ禍で市民から収入減や失業の相談が増えている。市は、市や市社会福祉協議会に寄せられた生活困窮者の相談内容に応じて米を提供する。

 北野さんは、ひとり親世帯の知人から生活状況を聞き、支援を思い立った。農家でも飲食店からの需要が減っており、余った米を購入し寄付した。経営する会社の在庫車を売り、購入費に充てた。

 アルバイトがなく、食事にも苦労する学生の支援にも取り組んでいる。24日には鳴門教育大に同量の米を贈った。県内の他の3大学や鳴門市にも米を配ることにしている。

 北野さんは継続的に支援し、県内全域に広げたい考えで、寄付を呼び掛けている。問い合わせは北野さん、電話080(6372)3444。