今から60年前の徳島市中洲町1付近。このころには寺島川の一部が残り、その横を国道11号が通っていた=1961(昭和36)年、津田明彦さん提供

 この写真は1961(昭和36)年に旧県庁から徳島市中洲1付近を撮影したパノラマ写真の一部。一瞬、どこだろうと思わせるほど現在と光景が違う。

 手前に大きく写る橋がかちどき橋。橋を渡りきった場所で道路がY字になり左側が国道11号。そこの角に見える半円形の建物が現在も印鑑店としてあり、この建物を基準に見れば、現在の光景と照らし合わせることができ、60年の年月の中で画面の中にある建物はほとんど姿を消していることが分かる。

 画面中央に見える川は寺島川。明治期から徳島駅の拡張などで徐々に埋められて流れがほとんど失われ、このころは材木の貯木場として使われていた。市街地中心部の用地確保のために、70年代までにごく一部の水路が残るのみとなった。そこに徳島東警察署、青少年センター、徳島市中央公民館などが建てられた。