杉本外野手から贈られたバットの感触を確かめる選手=阿南市見能林町の見能林小グラウンド

 徳島県阿南市出身でプロ野球・オリックスの杉本裕太郎外野手(30)が、小学生時代に所属した地元の見能林スポーツ少年団に軟式用バット1本を贈った。今春の県大会でチームが優勝したと知り、後輩を祝福した。チームは早速このバットで第62回徳島新聞社こども野球のつどいに臨み、優勝を期している。

 見能林は3月に行われた高円宮賜杯第41回全日本学童大会マクドナルド・トーナメント県大会で、15年ぶり4度目の栄冠に輝いた。杉本外野手の自主トレーニングで打撃投手を務めている宮本明日加監督(43)=同市才見町光の大地、会社員=が通信アプリLINE(ライン)で優勝を報告すると「すごいですね。お祝いにバットを贈ろうと思います」と返信があった。

 4月末、小学生に人気のある高反発素材のバットが届いた。杉本外野手は今季4番に座り、本塁打を量産。帰省した際に指導してくれる先輩の活躍はいい刺激になっており、チームは「ありがとうございます。本塁打王になってください」との動画メッセージを送った。

 5月30日に行われたこども野球のつどい初戦で本格的に使い始め、打ち勝った。左中間を破る2塁打を放った森下晴(せい)乃介君(12)=津乃峰小6年=は「相手投手の速球に力負けせずに強振できた」と手応えを感じている。美馬天(てん)翔(か)主将(12)=見能林小6年=は「杉本先輩に再度いい報告ができるよう頑張りたい」と意気込んでいる。