カブトムシの幼虫を飼育容器に入れる園児=阿南市那賀川町の市立那賀川図書館

 阿南市立那賀川図書館が、カブトムシの幼虫やさなぎを飼育展示している。成虫になった個体との触れ合いを楽しんでもらう。6月末まで。

 「カブトムシ牧場」と名付け、ビニールシートで隙間を埋めた木枠の飼育容器(1・1メートル四方、高さ0・43メートル)に発酵させた竹の粉末を入れ、約200匹の幼虫やさなぎを育てている。近く容器の周囲には防護ネットを設け、間近で成虫を観察できるようにする。

 放置竹林の有効活用に取り組む阿南、小松島、吉野川3市の4団体でつくる「竹パウダー農法研究会」が企画した。昨夏、阿南市橘町にある屋外作業場に周辺の山林から雌の成虫が飛来し、発酵させていた竹の粉末に産卵した。その後、約千匹の幼虫を確認した。

 大半は吉野川市の小学校や小松島市の保育所などに提供。残りを図書館で展示することにした。

 展示初日の5月26日に近くの平島こどもセンターの5歳児43人が図書館を訪れ、手のひらサイズの幼虫を1匹ずつ容器に入れた。園児は「くねくね動く」「大きくなってね」などと喜んでいた。