産卵中のアカウミガメの識別タグを確認するカレッタの学芸員(右)=美波町日和佐浦の大浜海岸

 アカウミガメの産卵地として国天然記念物に指定されている徳島県美波町日和佐浦の大浜海岸に4日夕、アカウミガメが上陸し、産卵した。日和佐うみがめ博物館カレッタによると、大浜海岸でアカウミガメが日の入り前に上陸、産卵するのは3、4年に一度という。

 上陸したのは、甲羅の長さ90センチ、幅77センチの大型。午後4時半ごろ、町民が見つけ、カレッタに連絡した。

 ウミガメは海岸線から約40メートルの堤防近くに穴を掘り、午後5時15分ごろ産卵を始めた。町ウミガメ保護監視員が海岸への入場を規制。堤防越しに約100人の家族連れらが見守る中、半時間かけて卵を産み落とした。個数は不明。

 識別タグによると、大浜海岸に2019年に5回上陸し、3回産卵した個体とみられる。卵は8月上旬にもふ化する見込み。

 近藤大翔ちゃん(4)=日和佐こども園=は「大きなカメが卵を産むのを見られてうれしかった」と話した。

 本年度の大浜海岸への初上陸、初産卵は5月12日。今回で3度目の上陸、2度目の産卵となる。