115人の歌唱や楽器演奏をまとめた「第九」動画(鳴門市提供)

 鳴門市がベートーベンの第九「歓喜の歌」の歌唱や演奏の映像を世界中から募り、つなぎ合わせた動画が6日、動画投稿サイト「ユーチューブ」の市公式チャンネルで公開された。

 募集は昨年に続くもので日本、米国、オーストリアの計115人から86件が寄せられた。新たにバイオリンや琴などの楽器演奏が加わった。「第九」交響曲演奏会を主催する認定NPO法人鳴門「第九」を歌う会のメンバーや、オーストリアのウィーンでピアニストとして活躍する市出身の石井琢磨さん、米国の合唱団体「L.A.DAIKU」も参加。市が6分20秒の動画にまとめた。

 新型コロナウイルス禍で、2020年の演奏会が21年3月に延期された後に中止となった。開催のめどが立たない中、市は「全ての人々は兄弟になる」と歌う第九を通して融和や連帯を訴え、鳴門の「第九」文化の継承を図ろうと企画。毎年の演奏会が開かれてきた6月第1日曜に合わせてお披露目した。

 市文化交流推進課は「動画を見ながら多くの人に一緒に歌ってもらいたい」としている。