松茂町が整備した津波避難タワー=同町長原

 松茂町長原地区に町が整備していた津波避難タワーが完成した。町内のタワーは中喜来地区に次いで2基目。地震発生から津波到達までに避難が難しい町内の「特定避難困難地域」は解消された。

 タワーは鉄骨造り。県が想定した、南海トラフ巨大地震による同所の津波浸水深は3・4メートルであることから、避難スペースは6・4メートルの高さに設けた。広さは36平方メートルで、35人を収容。屋根と壁を備え、雨風をしのげる。

 ソーラーパネルがあり、停電時も入り口や避難スペースの照明が点灯する。震度5以上の地震で入り口横のボックスが自動で開き、入り口と避難スペースの鍵を取り出せる。総事業費は9917万円。

 町内の特定避難困難地域は、他に広島の北川向地区、松茂ニュータウンがあったが、昨年度に国道11号の新広島橋と県道徳島空港線の空港大橋を避難所として使うことが道路管理者に認められ、津波到達までに避難できるようになった。