薬丸岳

 ご愛読いただいている土橋章宏・作、涌井陽一・画「号外! 幕末かわら版」は8日で終了し、9日から薬丸岳・作、君野可代子・画による「罪の境界」が始まります。通り魔事件の被害者となった主人公が再生していく姿を描く感動的な小説です。ご期待ください。

 <作家の略歴>やくまる・がく 1969年兵庫県生まれ。駒澤大学高等学校卒業。2005年、『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。16年に『Aではない君と』で吉川英治文学新人賞、17年に短編「黄昏」で日本推理作家協会賞<短編部門>を受賞。作品が映像化されることも多く、著書は『友罪』『神の子』『誓約』など多数。近著に『告解』がある。

<作家の言葉>

 今まで犯罪にまつわる作品をいくつも書いてきましたが、今回は初めて犯罪被害者自身を軸にした物語になります。主人公の女性は見ず知らずの男が起こした通り魔事件の被害に遭います。理不尽な犯罪によって幸せな生活を壊され、苦しみと絶望に突き落とされながらも、必死に再生しようとする人間の強さを描きたいと思います。