8日の徳島市議会産業交通委員会は、市が主催する阿波踊りの事業費9620万円を計上した2021年度一般会計補正予算案(累計額1051億7150万円)の歳出予算を事前審査し、賛成多数で了承した。一部委員から、開催時の新型コロナウイルス感染対策を疑問視する声が上がった。

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 市は、当初の計画では1日80人程度だった演舞場やおどり広場周辺の雑踏警備の人員を、関係団体などでつくる「阿波おどりネットワーク会議」などの意見を参考にして159人に増やしたと説明。感染症対策マニュアルの作成も進め、踊り手や運営スタッフの健康管理を徹底するとした。

 船越智子氏(共産)は、踊り手らにPCR検査を行わないことなどを挙げ「感染力が強い変異株に関する危機管理を持たないといけない。今の段階で(踊りは)やるべきではない」と反対。鈴田善美経済部長は「感染症専門家の意見を参考にしながら慎重に判断していく」と述べた。

 予算案は、藤田真由美委員長を除く委員5人(欠席1)で採決され、賛成3、反対2で了承した。開催までの期間を考慮し、10日の6月定例会開会日に先議される。