駅伝の男子第59回、女子第23回徳島県高校新人大会は5日、鳴門ポカリスエットスタジアムを発着点とする鳴門大塚スポーツパーク周回コースで行われ、男子は徳島科技Aが2年ぶり3度目の優勝を果たした。女子は鳴門Aが3年連続9度目の頂点に立った。
大会は参加校の減少に歯止めをかけるため、2015年から区間数と距離を短縮して実施している。オープン参加を含めて男子は12チームが5区間26キロ、女子は10チームが4区間14キロで争った。徳島科技Aの優勝タイムは1時間22分41秒、鳴門Aは48分59秒だった。
◎冷静なレース運び光る 徳島科技A
[評]徳島科技Aがアンカー勝負を制して逆転優勝した。1区井原は4位と出遅れたが、2区小林が2人抜きを演じた後、3区小東が1人を抜いてトップに浮上。4区本田が2位に後退し、アンカーの森が抜き返した。2位の鳴門Aは2区曽川、4区橋本が一時、先頭に躍り出たが、あと一歩及ばなかった。つるぎは1区片岡が2位を1秒差で振り切り、首位発進したものの、2区以降は3位が続いた。
◎2年連続で完全優勝 鳴門A
[評]鳴門Aは2位に2分45秒差をつけて圧勝した。1区飯田が首位に立ち、2区稲居は軽快にピッチを刻んでリードを広げた。2位と1分31秒差でたすきを受けた3区吉田も力走し、アンカー船田が区間新の走りで締めくくった。2位の富岡東Aは1区藤江、2区溝内、4区戸川がそれぞれ区間2位の好走で順位を守った。3位の小松島西は2区高見が4位から順位を一つ上げ、3区杉谷が区間2位で表彰台を確定させた。