徳島を元気にする事業プランコンテスト「とくしま創生アワード」のプラン募集が6月1日に始まる。3年目の本年度は、県の人口減少対策の5カ年計画「とくしま回帰総合戦略」に基づき、三つのテーマを設定。県ゆかりの経営者ら19人がサポーターとして、審査や支援に当たる。

 テーマは▽新しい人の流れづくり▽結婚・出産・子育て環境づくり▽活力ある暮らしやすい地域づくり。「人の流れづくり」は、若者の定住促進策や観光プランなど、「活力ある暮らしやすい地域づくり」は、活性化イベントや働き方改革につながる取り組みを対象としている。

 応募対象者は、事業開始後1年以内もしくは事業化を前提としたプランを持つ個人や企業、団体。11月9日に徳島市内で開く最終審査会に参加することが条件。

 書類による1次審査で、10月までに最終審査会進出者(各テーマ3組)を選ぶ。サポーターらによるプランの改善を経て、最終審査のプレゼンテーションに臨む。サポーターには、ソフトウエア開発会社「コグニティ」(東京)の河野理愛(りえ)代表取締役=徳島市出身=ら3人が新たに加わった。

 グランプリ(各テーマで1組)には支援金30万円が贈られる。サポーターとの意見交換の機会などが得られる「サポーター個人賞」、成長が期待できる学生を選ぶ「学生賞」もある。最終審査会後、交流会を予定している。

 締め切りは8月20日(必着)。応募用紙は、とくしま創生アワードのホームページからダウンロードできる。問い合わせは、徳島新聞社内の実行委員会<電088(655)7331>。