西川吉野主将

 女子バレーボールのアジアユース選手権で7連覇した日本の西川吉野主将に、大会の感想や今後の抱負を聞いた。

 -期待されていた7連覇を達成した。

 大会前は不安もあったが、先輩方が築いてきた歴史をつなぐことができて、ほっとしている。

 -チーム最多得点などで日本を引っ張った。何が良かったのか。

 相手のブロックが高く、いつも通りのスパイクではだめだと思った。コースやタイミングを考えながら打った。

 -MVPやベストスパイカーにも選ばれた。

 自分一人の力じゃない。チームメートに感謝している。受賞に満足せず、もっと上のレベルを目指す。

 -日本代表への思いが強まったのでは。

 海外勢は日本では体験できない強さや高さを備えている。試合をするのが楽しいし、やりがいがある。これからも代表に選ばれ、活躍できるようにもっと成長したい。

 -今春、強豪の金蘭会高に進学した。中学時代と変わった点は。

 寮生活になり、自己管理することが多くて大変。でもバレーボールに集中できる環境が整っており、感謝している。

 -姉の有喜さんも同じチームでプレーしている。

 すごく心強い。姉が指導を受けているのを近くで聞き、自分の練習に生かしたりもしている。