徳島県は15日、新型コロナウイルス感染症対策を柱とした総額40億1389万円の2021年度一般会計6月補正予算案を発表した。新型コロナ対策は37億2千万円で、県民の宿泊料を助成するキャンペーン「とくしま応援割」の実施や宿泊施設での感染対策にかかる経費への補助など、感染拡大で打撃を受けた観光業への支援が中心となっている。補正後の累計は5295億9960万円。21日に開会する県議会6月定例会に提案する。

 応援割は代金の50%を上限に1泊(日帰り旅行は1人)当たり最大5千円を助成し、飲食や土産物に使える最大2千円のクーポンも配る。12日から7月末までの利用分は危機管理調整費を活用し、6月補正には8月1日から12月末までの事業費20億円を計上した。

 宿泊施設で感染対策に必要な機器や消耗品を購入する際に、費用の半額を500万円まで補助する。施設整備などが必要な場合は費用の4分の3まで750万円を上限に助成する。このほか、危機管理調整費に10億円を増額し、計12億4700万円とする。

 県青少年センターの解体に伴ってアミコビルへ移転する県消費者情報センターの整備事業には3700万円。大型4Kモニターなどを活用し、情報発信の充実を図る。あすたむらんど徳島(板野町)に今秋の開館を予定している「徳島木のおもちゃ美術館」の21年度分の管理運営費には3520万円を充てる。22~25年度分は2億7577万円の債務負担行為を設定する。

 20年度に県内で発生した鳥インフルエンザ対策として、養鶏場近くのため池の除草や消毒、家畜保健衛生所の検査体制の強化、殺処分用の機器の導入などで1600万円を確保した。

 財源は、地方創生臨時交付金1億2500万円、地域観光事業支援の補助金25億9500万円といった国庫支出金が28億110万円、繰越金が11億6715万円などとなっている。

 21年度の新型コロナ対策予算は累計372億円になった。