昨冬のお歳暮に続き、アミコビルに設けられた高松三越のお中元ギフトセンター=徳島市

 県内の量販店などでお中元商戦が本格化している。新型コロナウイルス感染拡大で遠出を控えて自宅で過ごす時間が増えている現状を踏まえ、各社は旅行や帰省気分が味わえる名産品や銘菓、高級生鮮品の充実を図っている。生活様式の変化からオンライン注文の需要が高まっており、限定品やポイント付与といったサービスを強化する動きも広がっている。

 徳島市のアミコビルでは、今秋に出店を予定する高松三越(高松市)が16日に「お中元ギフトセンター」を開設した。5階の約600平方メートルに見本品約550点を展示。7月18日までの33日間、カタログ掲載品も含めて計約1900点の注文を受け付けている。

 東京国立博物館や近代美術館の収蔵品をパッケージにあしらった限定ギフトや定番のビール、ハムなどを中心に約1千点が全国送料無料となる。昨冬のお歳暮で17点だった県産品は、要望が多い大野海苔(のり)や半田そうめんを加えて3・5倍の61点を用意した。今回からカタログにも掲載している。

 県内スーパー大手のキョーエイ(徳島市)は、大型・中型店舗約20店で展開する。オリジナルブランド牛「阿讃高原牛」や阿波尾鶏など地元産品を中心に、取り寄せ感覚で注文できる県外の青果や人気食品の充実を図った。担当者は「楽しんでもらえるよう話題性のある商品を集めた」と話す。

 イオンモール徳島内の総合スーパー・イオンスタイル徳島(徳島市)やマルナカ、ザ・ビッグなどのイオングループは、コロナ禍を受けてオンラインによる注文が伸びていることから、オンライン限定商品を昨年の4倍の約60品目に増やした。イオンスタイル徳島の店頭では催事場を1・5倍に広げて品ぞろえを強化し、半田そうめんや地酒といった県産品70~80点を含む計約700点を並べる。

 フジグランなど県内4店舗でお中元売り場を設けるフジ(松山市)はオンラインで申し込めば5%引きとなる特典を付けた。中四国6県の特産品や「家飲み」向けの酒とおつまみを充実させ、前年度比1・3%増の販売を目指す。

 ゆめタウン徳島(藍住町)を運営するイズミ(広島市)も、オンラインでの注文に10~20倍のポイントを付与する。西日本の名産品からサラダセット、全国の銘菓まで幅広くそろえ、近年増える自家需要にも応える。