国史跡に追加されることになった遍路道の平等寺道=阿南市新野町(市提供)

 文化審議会(佐藤信会長)は18日、阿南市新野町の四国霊場22番札所・平等寺に向かう平等寺道と境内を、国史跡「阿波遍路道」に追加指定するよう萩生田光一文部科学相に答申した。近世以来の歴史的景観が良好に保たれている点が評価された。

 追加指定される平等寺道は、大根峠を挟む同市阿瀬比町側の約200メートルと、新野町側の約400メートルの計600メートル。古くからの景観をとどめ、道沿いには多くの石造物が点在している。2013年に指定された同市加茂町の約660メートルと合わせ、平等寺道の指定は約1260メートルになる。

 平等寺境内は広さが約5600平方メートル。本堂、鐘楼、大師堂、護摩堂が位置する伽藍(がらん)配置で、200年以上、基本的な配置は変わっていないと考えられている。

 県は四国遍路の世界文化遺産登録を目指し、06年度から県内の札所や遍路道の国史跡指定を進めている。史跡構成は4番・大日寺、5番・地蔵寺(ともに板野町)、14番・常楽寺(徳島市)、20番・鶴林寺(勝浦町)、21番・太龍寺(阿南市)の各境内と合わせ、札所6寺、遍路道約16・5キロとなる。