誰かの価値につながる起業について語る坂野さん=徳島市の徳島新聞社

 地域での起業や人材育成を支援する「まちしごとファクトリー」(徳島大、県信用保証協会、徳島新聞社主催)の本年度最初のセミナーが19日、オンラインであった。徳島市の徳島新聞社からビデオ会議システムを使って配信され、社会人や学生約40人が起業への関心を深めた。

 講師は、都内でカフェを併設した福祉施設を運営する徳島市出身の坂野拓海さん(一般社団法人ビーンズ代表理事)が務めた。カフェでは障害がある人を対象に、コーヒー抽出の専門家バリスタらを育成しており、コンサルティング会社で障がい者採用に携わったことをきっかけに現在の事業を始めた経緯を説明。「誰もが情熱を持って働ける社会の選択肢を作りたかった」と語った。

 起業のヒントについては「『解決したい課題のために何ができるか』を多くの人と語り合えば、新しい発見があったり共感の輪が広がったりする」とアドバイスした。

 県内各地で活動する起業者3組を交えたトークセッションもあった。