阿波市吉野町柿原の指定障害福祉サービス事業所「れもん吉野」の利用者が手掛ける陶器の皿やコップが、人気を集めている。個性的なデザインが注目され、県内外の雑貨店などから注文が相次いでいるという。

木やリンゴなどかわいいイラスト=阿波市吉野町柿原

 事業所は楽しみながら活動に取り組もうと、2004年頃から陶器制作を始めた。土や釉薬(ゆうやく)の調整など試行錯誤を重ね、10年に商品化。利用者が休憩時間に描く動物や果物のイラストがかわいかったことから陶器のデザインに採用したところ、人気が高まったという。

粘土を整えて皿を作る利用者

 利用者は「暮らしが、食卓が、可愛く楽しくなる器」をテーマに、1日4、5時間制作に取り組む。力のある人が土を練り、イラストが得意な人は絵付けを行うなど、それぞれの得意分野を生かしながら作業を分担。多いときは月に300個ほど生産する。

パステルカラーやツートーンが人気

 商品は「器れもん」のブランドで販売している。家をかたどった「家皿」(税込み1650円)や、大きな三角帽子をかぶる小人をモチーフにした「ぼうし箸置き」(330円)など、手に取りやすい価格設定でデザインも愛らしい。

 吉野川市のギフトショップ「リトルバード」や鳴門市の「にちにち雑貨店」など県内4店舗を中心に販売。インスタグラムやフェイスブックといった会員制交流サイト(SNS)の「器れもん」公式アカウントで商品を公開している。購入希望者はSNSのダイレクトメッセージか、同事業所、電話088(696)5757。