竹水を使ったせっけん作りに挑戦する生徒(左の2人)=阿南市の阿南支援学校

 阿南支援学校(阿南市)は、生えたばかりの若竹から採取できる「竹水(ちくすい)」を使ったせっけん作りに初めて挑戦した。同校は放置竹林の解消に向け、間伐した若竹を用いた和紙作りなどに取り組んでおり、竹の有効活用を目指した作業学習の一環。

 竹水は、梅雨時期にタケノコが若竹へと急成長する際、地中から吸い上げた水分。ミネラル成分が豊富で、飲むとほのかな甘味があり、県外では化粧水やせっけんのほか、飲料水として商品化されている。

 生徒は5月中旬、10本ほどの若竹を地面から約1・5メートルの高さで伐採し、切り株に透明のビニールをかぶせて一晩放置。翌朝、1本当たり1~3リットルたまった竹水を持ち帰って冷凍保存した。

 6月4日、同校で竹水を使ったせっけん作りを行い、高等部1~3年の6人が参加した。生徒は地元のNPO法人竹林再生会議の指導で、市販されているせっけんのもとを袋に入れ、その中に加熱殺菌した竹水を投入。紅茶や煮沸したブルーベリーを入れて色付けし、形を整えて乾燥させた。

 2年の男子生徒(16)は「手作りしたせっけんを家で使うのが楽しみ」と話した。