順番待ちの子どもたちの行列が毎夏のようにできた徳島市民プール=1967(昭和42)年、本社所蔵写真

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今年は徳島市の小松海水浴場は開設されず、田宮公園プールの開場も見送られた。本格的な暑い夏を目前にし、残念な思いを抱いた人は多いだろう。

 写真は1967(昭和42)年、徳島市中徳島町にあった徳島市民プールで撮影された順番待ちをする子どもたちの行列である。市中心部にある本格的なプールは、隣接していた動物園とともに大人気で、多くの市民の記憶に残る光景だ。

 徳島市民プールは59年6月27日にオープンした。国際公認の50メートルプールに、飛び込み、小学生用、幼児用と四つのプールを備えていた。当時、徳島市には津田、沖洲と二つの海水浴場があったが、真水で最新の設備が整ったプールは市民に好評だった。

 毎夏のように写真のような光景を繰り返しながら、老朽化を理由に80年に廃止された。現在、このプールの役目はワークスタッフ田宮プール(同市南田宮2)が引き継いでいる。