内藤市長に対する不信任決議案を否決した徳島市議会=市議会議場

 24日の徳島市議会本会議で、内藤佐和子市長が市の倫理条例に反する行動をしていたとして、共産党市議団5人が市長に対する不信任決議案を提出した。記名投票の結果、賛成少数で否決された。内藤市長への不信任案の提出は3月定例会に続いて2回目。

 共産の加戸悟氏が提案理由を説明。一部週刊誌が「徳島市長と地元紙記者の奇妙な関係」などとの見出しで報じた件を挙げ、「条例で市長は『市民の疑惑や不信を招くような行為をしてはならない』と定められている。あるまじき行為で市長としての資格がない」などと語った。

 討論では、武知浩之氏(朋友会)が不信任案に反対の立場から「事実の確認もせず一方的な記事をうのみにし、市長不信任とはあまりにも乱暴で稚拙だ」と主張した。一方、美馬秀夫氏(自民)は「早く辞任してほしいという市民の多数の声を受けて不信任決議案に賛成する」と述べた。

 全市議30人が記名投票を行い、賛成11、反対19だった。

 内藤市長は閉会後、不信任決議案の否決について「適切に判断していただいたと受け止めている。今後も市政の諸課題の解決に全力で取り組む」とのコメントを出した。