飯泉嘉門知事は24日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、8月末までに18歳以上の希望者のうち5割以上への接種を目指す考えを示した。県議会6月定例会で嘉見博之氏(自民)の代表質問に答えた。県警の警察官ら約2千人を対象にした職場接種を30日から実施することも明らかにした。

 県は18歳以上の人口約61万5千人のうち8割程度が接種を希望すると想定し、8月末までにその5割に当たる24万6千人以上の2回接種を目指す。今月20日時点で2回の接種を終えているのは8万4630人。接種のペースを加速させるため、医師や看護師を市町村に派遣するほか、職場接種を予定する企業に県の大規模接種会場を見学してもらうなどしてノウハウを伝える。

 県警の職場接種は徳島市論田町の県警察学校で実施する。警察官約1580人、一般職員約290人、会計年度任用職員約190人のうちの希望者が対象となる。1回目は6月30日から7月16日まで、2回目は7月30日から8月13日まで行う。1日当たり300~600人の接種を予定している。

 また、岡田理絵氏(同)の代表質問に対し、変異株を特定するため国立感染症研究所(東京)に依頼してきたゲノム解析について、県独自に実施する方針も示した。3千万~4千万円を投じて県保健製薬環境センター(徳島市)に「次世代シーケンサー」など専用機器を導入する。時期は未定。知事は「感染拡大の第5波を見据え、攻めの検査体制を構築していく」と述べた。