アマミホシゾラフグの雄が雌を迎えるため砂地に作った幾何学模様の産卵床=20日、鹿児島県の奄美大島沖(興克樹さん提供)

 産卵床で寄り添うアマミホシゾラフグの雌(左)と雄=20日、鹿児島県の奄美大島沖(興克樹さん提供)

 鹿児島県の奄美大島沖に生息する「アマミホシゾラフグ」の繁殖が本格化している。雄が海底の砂地に直径約2メートルの幾何学模様の床を作り、真ん中に雌を呼び込んで産卵。雄が雌の頭をかんで寄り添う姿が見られる。産卵は7月ごろまで続く。

 奄美市の自然写真家興克樹さん(50)が20日早朝、同島南東部沖の水深28メートルの海底で撮影した。興さんによると、産卵は数分おきに見られた。興さんは「奄美大島の海洋生物の多様性を示すシンボルだ」と話している。

 体長は10~15センチ。産卵床は「ミステリーサークル」とも呼ばれる。