徳島ヴォルティスの試合会場で、選手を鼓舞し、応援の一体感をつくり上げるチャント(応援歌)。パブリックビューイングの会場でも、映像を通して徳島ヴォルティスのチャントが聞こえてきました。チャントって、試合中の選手たちには聞こえているの? 記者(サポーター見習い)の疑問に、岩尾憲キャプテンが答えてくれました。6月1日は、徳島県鳴門市でベートーベン「第九」交響曲がアジア初演されて100周年。キックオフ前にサポーターが歌う「第九」についても聞きました。

岩尾憲キャプテン=5月26日、ホーム松本戦

 

 ◆試合中、ピッチでチャントは聞こえていますか?

 「自分たちのチャンスをつくったり、激しくボールを奪った瞬間、相手のゴールに襲いかかっているときに聞こえる歓声。苦しい時間帯や相手に攻め込まれているときも、より大きな声で応援してくださっているのは、いつも感じています」

サポーターが見守る中、ボールを保持する岩尾キャプテン(右から2人目)
 

 ◆試合前にヴォルティスサポーターが歌う「第九」、どう感じていますか?

 「徳島がアジア初演の地ということで、一つの特色、特徴だと思います。自分たちの中だけで消化するのではなく、歌うことで外にも発信できる。徳島らしい、いいチャントだなと思っています」

キックオフ前、タオルやフラッグを掲げて「第九」を歌うサポーター=5月26日のホーム松本戦

 岩尾キャプテンの話によると、応援の声は選手たちにしっかり届いているし、徳島ならではのチャントも伝わっているということですね。ますます応援に力が入りそうです。