保護した猫の世話をする「あわねこ保育園」のメンバー=徳島市内

 野良猫に不妊・去勢手術をして地域住民に世話をしてもらう取り組みなどを進める徳島市のNPO法人「あわねこ保育園」が、活動資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。ペットが繁殖し過ぎて世話しきれなくなる「多頭飼育崩壊」の相談が増えており、保護する猫を増やす。

 あわねこ保育園は、病気で飼えなくなった高齢者の親族らから相談を受け、昨年までの3年間に計3件、83匹を保護した。今年は、こうした相談が5件に増加。1件の相談で保護する猫が約100匹という例もあるため、数を増やすことにした。

 CFの目標金額は200万円。仲介サイト「レディーフォー」で7月30日まで受け付けている。資金は多頭飼育崩壊の猫約100匹と野良猫約100匹の健康状態の検査と手術、病気やけがの治療費に充てる。一口3千~10万円で、協力者には活動報告などを送る。6月25日時点で既に100万円以上が集まっている。

 あわねこ保育園は2018年に設立され、これまでに750匹以上を地域に返したり、里親に引き渡したりしてきた。現在も里親を待つ約150匹を、メンバー約30人が自宅などで世話している。井上智美園長(47)=同市=は「過酷な環境で暮らす猫を1匹でも減らすために協力してほしい」と呼び掛けている。

 6月26日午前11時から同市南田宮1のボディーケアサロン「サルーテ」で生後3カ月以内の子猫の譲渡に向けた見学会を開く。問い合わせは井上園長、電話090(8978)0549。