中島淳一氏

 政府が、金融庁の氷見野良三長官(61)が退任し、後任に中島淳一総合政策局長(58)を昇格させる人事を固めたことが25日、分かった。中島氏は東大工学部卒で、金融庁で初の理系出身の長官となる。金融機関による脱炭素の取り組みや、企業の適切な情報開示を促進する。

 中島氏は昨年7月から庁内調整や政策立案などを担う総合政策局長を務めている。金融の制度設計に当たる企画市場局長も経験しており、政策全般に明るい。

 氷見野氏は昨年7月の就任以降、経営統合や合併に踏み切る地域金融機関に交付金を出す制度を創設するなどして地銀に再編を促した。