報道陣に公開された、サッカースタジアム建設予定地で見つかった旧日本陸軍「中国軍管区輜重兵補充隊」の施設遺構=25日午後、広島市

 広島市は25日、広島城(同市中区)の西側にあるサッカースタジアム建設予定地の発掘調査で見つかった旧日本陸軍の輸送部隊「中国軍管区輜重兵補充隊」施設の遺構を報道陣に公開した。厩舎とみられる4棟分の建物基礎や石畳などが残っており、被爆遺構としては市内最大規模。

 市は昨年10月から調査を開始。約1万4千平方mのうち約6千平方mで、地表から約1m掘り起こした。上下水道や、馬の水飲み場の跡、兵士らが訓練で使用したと推定されるコンクリート製の階段の遺構などが出土した。市の平田太文化財担当課長は「軍都の歴史を伝えるものなので、一部でも保存できないか検討する」と話した。