徳島白菊特攻隊員の冥福を祈って打ち上げられた白い花火=松茂町の月見ケ丘海水浴場

 太平洋戦争末期、沖縄の海で散った旧徳島海軍航空基地(徳島県松茂町)の徳島白菊特攻隊員56人を追悼する花火が26日、同町の月見ケ丘海浜公園南隣の海岸で打ち上げられた。昨年が最後になるはずだったが、「徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会」が引き継いだ。

 午後8時ごろ、白菊にちなみ白い花火3発と、新型コロナウイルスへの対応などに当たる医療従事者への感謝を込めた青い花火2発が打ち上げられた。訪れた人たちは、夜空に浮かび上がった大輪に見入っていた。

 花火の打ち上げは小松島市中田町の不動産業澤内健司さん(49)が2010年から行っていたが、花火の名称「白菊」が商標登録されたことなどを理由に、昨年限りで終了を決めた。しかし、語り継ぐ会の山下釈道会長(57)が会員の澤内さんに申し出て、同会による継続が決まった。

 山下会長は「天候が不安だったが、打ち上げられて良かった。戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えたい」と話した。

 

動画 https://youtu.be/2MQ-Jb7CVyQ