飲酒運転撲滅をテーマに県警の若手が作成した動画の一場面

 徳島県警交通部の若手職員が飲酒運転撲滅に向けた啓発動画を作った。飲酒運転で逮捕された男性が失職し、家庭崩壊の危機に至る様子が描かれている。県警ホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する。運転免許更新の講習会場でも上映される。

 動画は、軽い気持ちで飲酒運転をした男性が逮捕され、警察官に免許取り消しを告げられる場面から始まる。釈放後、会社から解雇を告げられ、妻は置き手紙を残して出て行ってしまう。失意に暮れる男性が死を考える様子などが約7分半にわたり描かれている。

 作成したのは交通部の若手職員でつくる「わだちの会」の13人。飲酒運転による交通事故が後を絶たず、県警がインターネットでの発信に力を入れていることから企画した。脚本作りから出演、撮影、編集まで、作成作業の大半をこなし、約2カ月で完成させた。

 県警本部で18日に放映会があり、出演した交通指導課交通機動隊の篠原加奈実巡査長(27)は「ユーチューブなどで公開すれば若い人にも届く。ドライバーの家族からも声掛けをしてもらい、飲酒運転の未然防止につなげたい」と話した。

 県内では今年、飲酒運転による交通事故が5月末までに7件あり、1人が死亡、8人が負傷している。