シャインマスカットの摘粒作業を行う生徒=阿波市土成町成当の実習農場

 吉野川高校(徳島県吉野川市)の生徒が阿波市の実習農場で栽培したシャインマスカットが、今年も両市のふるさと納税の返礼品になった。ふるさと納税の仲介サイトで受け付けており、発送は8月中旬の予定。生徒は全国においしいブドウを届けようと、手入れに汗を流している。

 シャインマスカットは1房550~600グラムで、糖度約17度と高いのが特長。農業科学科の2、3年生12人が、阿波市土成町成当にある実習農場約700平方メートルで栽培している。

 生徒は交代で週5日、農場で作業。現在は粒に十分な養分を与えるための「摘粒(てきりゅう)」を行っている。終わり次第、袋掛けに入る。

 ふるさと納税の仲介サイト「ふるさとチョイス」に8月上旬まで掲載。寄付額6500円以上で、返礼品として1房贈る。

 ブドウの返礼品は、生徒が「全国の人に自分たちで作った果物を届け、地元に貢献したい」と思い立ち、同校が申し出て昨年加えられた。昨年は両市で計100枠用意し、93件の申し込みがあった。県外からの申し込みも多く、北海道もあった。好評だったため今年は枠を増やし、計150房を目指す。

 2年の為田旭斗(ためだ・あさと)さん(16)は「昨年の先輩たちの出来を超えられるよう、よりおいしく、最高のものにしたい。子どもからお年寄りまで幅広い年代に食べてもらえればうれしい」と話している。

 同校では年間を通じてさまざまな果物を栽培しており、冬にはミカンの返礼品を提案できるよう準備に取り掛かっている。