神事で玉串を奉納する参列者=徳島市雑賀町東開の県護国神社

 太平洋戦争末期に松茂町の旧海軍徳島航空基地で編成された「徳島白菊特攻隊」の慰霊祭が27日、徳島市雑賀町東開の県護国神社で開かれ、遺族ら15人が特攻で亡くなった56人の冥福を祈った。

 「徳島白菊特攻隊を語り継ぐ会」の山下釈道会長(57)=同市佐古七番町=が「戦争を知らない世代が増える中で、特攻隊の歴史などを学んで語り継ぐことで戦争の悲惨さや平和の尊さを訴えていきたい」とあいさつ。参列者は玉串を奉納して戦没者に哀悼の意をささげた。

 隅倉純爾さん(78)=同市国府町井戸=は特攻で亡くなった叔父・悦二さん=享年(19)=の生前のエピソードを紹介し「戦争を二度と繰り返してはならない」と訴えた。

 慰霊祭は語り継ぐ会が企画し今年で7回目。新型コロナウイルスの感染対策で、昨年に続いて参列者を減らすなど規模を縮小して営んだ。