将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖=に豊島将之竜王(31)=叡王=が挑戦する「お~いお茶杯第62期王位戦」(徳島新聞社など主催、伊藤園特別協賛)7番勝負の第1局が29日午前9時、名古屋市の名古屋能楽堂で始まり、午後6時、後手番の豊島が48手目を封じて初日の戦いを終えた。

 令和の天才と最強の挑戦者による注目の初戦は、激しい戦いになりやすい相掛かりの戦型に。豊島は相手の飛車の横利きが止まったところで長考し、8六歩(32手目)と動いた。

 藤井は再度の3六飛(37手目)から縦歩取りを実行。互いに端を受けずに攻め合い、さらに藤井が8七歩(47手目)と強気の姿勢を見せたところで、豊島が次の手を封じた。

 立会人の青野照市九段は「お互いノーブレーキで攻め合っているような戦いになった。今後豊島竜王の角がうまく働くかどうかが、戦況を左右しそうだ」と話している。

 持ち時間各8時間のうち1日目の消費時間は、藤井4時間2分、豊島3時間35分。2日目の30日は午前9時に再開し、同日夜には決着する見通し。