千葉のハイプレスを想定して練習に励む選手=徳島スポーツビレッジ

 J2の徳島ヴォルティスは29日午後3時から、千葉市のフクダ電子アリーナでジェフユナイテッド市原・千葉と戦う。高い位置から激しくボールを奪いに来る千葉を、徳島の攻撃陣がどう攻略するかが鍵となりそうだ。勝ち点17で4位と好調の徳島に対し、千葉は同12で15位と、波に乗り切れていないだけに、きっちりと勝利を収めたい。

 千葉の代名詞はスペインで指導歴のあるアルゼンチン人のエスナイデル新監督が導入した「ハイプレス、ハイライン」。前線から積極的にプレスを仕掛け、守備では最終ラインを高く保ってオフサイドに誘い込む戦術だ。陣形がコンパクトで攻守の切り替えが速い。

 とはいえ、前節の横浜FC戦ではスタミナを消耗した後半に4失点するなど、まだ安定感に欠ける。徳島のロドリゲス監督も「ずっとハイラインを続けられるわけでない」と話し、付け入るチャンスは大いにあるとみている。

 徳島はプレスに屈することなく、好調時のようにボールを長く保持したい。それができれば、相手の体力消耗も早まる。25日の練習では千葉を想定してGKやDFなど最後尾からの組み立てやボール回しを再確認。相手守備陣の裏を狙った速い攻撃も繰り返し練習した。5月3日に福岡戦、7日に岡山戦と短期間で試合が続くだけに、チームに勢いをつけるためにも、白星を挙げたいところだ。

 4試合ぶりに勝利を収めた前節の町田戦で、待望のJリーグ初ゴールを決めたFW前川は「町田と似た面があると思うので、町田戦でできなかった部分を改善して臨みたい」と意気込む。GK梶川は「序盤に落ち着いて相手の出方を見極めることが大事」と表情を引き締めた。