徳島市と市医師会は3日、新型コロナウイルスワクチン接種について、12日に予定していた60~64歳(対象者約1万6千人)の個別接種の開始を延期すると発表した。6日の予約受け付け開始も延期する。国のワクチン供給が不足し、必要量の確保が難しいという。また一部の医療機関で年齢を問わず直接受け付けている基礎疾患がある人の予約も、65歳以上を除き一時停止する。

 国のワクチン供給不足を受け、全国で接種スケジュールを変更する自治体が相次いでいる。徳島市は新たな日程は未定としており、決まり次第、ホームページなどで公表する。

 市は具体的な数量を明らかにしていないが、当面の供給量では、65歳以上の高齢者ら以外を対象にできる数量は見込めないという。市は、既に12日以降に1回目の接種予約を入れている64歳以下の人については、医療機関にキャンセルを求める。一方、1回目の接種を終えて2回目を予約している人には行う。年齢区分ごとに送付する予定の接種券の発送日程は変更しない。

 市健康福祉部の藤田稔夫部長は「医療機関の協力で接種体制は整えていただけに予想外の状況だ。ワクチンの具体的な供給量や日程が示されない限り、接種予約と接種を停止せざるを得ず、再開の見通しも立てられない」と話した。

 内藤佐和子市長は「接種が円滑に進むよう、これまでに増して国に対して必要なワクチンの供給を求めていく」とのコメントを出した。