エーゼットエルエム・コネクテッド・カフェに設けられたつるぎ町のPRコーナー(中段手前)=東京・渋谷の地下街

 徳島県つるぎ町は、東京・渋谷の地下街に1日オープンしたカフェに、町のPRコーナーを設けた。最新のIT技術を導入した話題性の高い同店舗に特産品を並べ、魅力を発信する。市町村で出展するのは同町のみ。都内のサテライトオフィス(SO)が同町に進出している縁で実現した。

 カフェ「AZLM CONNECTED CAFE(エーゼットエルエム・コネクテッド・カフェ)」は渋谷スクランブル交差点の地下にあり、地方創生をテーマにしている。デジタルマーケティングなどを手掛けるコネクテッドコマース(東京)が運営する。

 コーヒーなどのドリンクを販売するほか、幅25センチ、奥行き15センチ、高さ20センチの展示スペースを約300設け、全国の地酒や特産、工芸品などを陳列。来店客は品物を実際に見て触れたり、スマートフォンなどで詳細情報を調べてその場で購入したりできる。購入は電子商取引(EC)サイトで行い、出展者から商品が届く。

 つるぎ町のスペースでは半田そうめん、そば米など町の特産品を並べる。タブレット端末を使い、武市恭信元県知事宅を改修したSO誘致施設や町内の観光スポットなどを紹介する動画を流す。

 町には昨年4月、地下街を管理運営する渋谷地下街(東京)のSOが進出。紙の資料を電子データ化する事業を行い、地元から数人を雇用するなど町との関わりを深める中で、出展計画が持ち上がった。

 まちづくり戦略課の武田康弘課長は「町に興味を持ってもらえるようアピールする貴重な機会になる。SOの誘致や定住促進につながると期待している」と話した。