「日本一低い山」として知られる徳島市方上町の弁天山(6・1メートル)で1日、山開きがあり、約200人がわずか十数秒の登山を楽しんだ。
麓であった式典では、方上保育所の園児12人が踊ったり、民謡グループ「渦の会」の13人が「弁天山音頭」を披露したりした。テープカットの後、参加者は鳥居をくぐって山頂を目指した。
3回目の参加という鳴門市大麻町姫田の尾崎弘子さん(79)は「この山だからこそ登山を楽しめた」と笑顔で話した。
山開きの前には、弁天山の「遭難者、行方不明者ゼロ」にあやかり、徳島中央署が交通事故ゼロを啓発。署員が方上保育所から園児と一緒に山まで歩き、途中で横断歩道の渡り方などを指導した。