美馬市議会(定数18)で2020年度に支給された政務活動費の使用額は5万2800円で、総支給額262万5千円に対する執行率は2・01%だった。政活費の制度が始まった07年度以降で最少。研修会の参加費などに使われる「研修費」が新型コロナウイルス感染拡大でゼロだったほか、政活費での経費計上を自粛した会派が相次いだ。

 同市議会の政活費は1人当たり月2万5千円(年30万円)で、前期(4~9月)と後期(10月~翌年3月)に分けて人数分を会派に支給している。川西仁氏は昨年6月、美馬未来の会を脱会して無所属になったため、7月分からの7万5千円は支給されていない。

 各会派の使用額は《表》の通り。相和会がホームページ(HP)の保守、レンタルサーバー費用の半額を支出した。他の会派は全てゼロだった。

 後期分の270万円は、市の新型コロナ対策に充ててもらおうと支給自体を取りやめた。20年度の残余金257万2200円は市に返還された。それまでの最少使用額は19年度の74万9160円だった。

 各会派は書籍購入や県内での研修・視察などは行ったが、感染拡大で国民に自粛が呼び掛けられ、経済が打撃を受けた時期と重なったため、ほとんど政活費に計上しなかった。

 林茂議長は、今後は研修などにビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用する可能性もあるとして「議会として、市民に使用目的や方法を明確に伝えられるように考えたい」としている。

 市議会は18年度から精算額表と収支報告書をHPで公開している。領収書などは議会事務局に申請すれば閲覧できる。